これで迷わない不動産売却ステップ・バイ・ステップ Vol.3

自宅を売却する際、仲介を不動産会社に依頼した後に、多くの場合、購入希望者による内覧があります。住み替えのケースでは、生活中の住まいに購入希望者を迎えることになることが多いので対応は大変ですが、内覧は購入の意思決定に大きな影響を及ぼしますから、しっかりと準備をしましょう。
自分が購入する立場になって、住まいをモデルルームにするつもりで準備を整えるのがポイント。売却に手間取ると購入物件の資金計画に支障が出かねません。少しでも早く売却するために、ひと頑張りしてください。
内覧の準備の一番のポイントは第一印象を良くすることです。そのためには、とにかく「見た目」を良くしましょう。海外では、中古住宅売却の際のノウハウとして、購入希望者を案内する前にインテリアコーディネーターを雇い、家具をレンタルしてまで室内コーディネートすることも珍しくありません(「ホームステージング」などと呼ばれます)。
こうした費用をかけることは日本では一般化していませんが、自分たちでできる範囲はしっかりやって、モデルルームのイメージに少しでも近づけて購入希望者を迎え入れたいものです。内覧日までの準備と、当日対応に分けて説明しましょう。