文字サイズ
引越しといっても、今まで住んでいたところから、新居に移動するだけではなく、様々な手続きが必要となります。ここでは、引越しに関わる手続きにポイントをおいて解説していきます。
引越し前には、特に転出に必要な手続きを済ませておく必要があります。
転出の14日前から当日までに提出します。届けが受理されると、転出証明書が発行されるので大切にとっておきましょう。
廃止の届出をします。
学校に転校届を提出したのち、学校から在学証明書・教科書給与証明書を受け取ります。役所には、転出届を提出し、転出証明書を受領します。
電話会社に連絡をし、電話の移転をします。現住所や新しい住所、契約者の氏名、利用開始希望日を伝えます。インターネットでも手続きができるようになっています。
郵便物の転送届を提出します。インターネットでも手続きは可能ですが、近隣の郵便局に転居届を提出する方法もあります。この手続をしておけば、転居から1年間、旧住所に届いた郵便物が転送されます。
管轄している事業所などに引越す旨を伝えます。清算は直前のメーターを確認して行います。インターネットでできるものもあるので事前に問合せておきましょう。
賃貸であれば、貸主や管理会社に退去の旨の届け出を行い、所有するマンションであれば管理組合へ区分所有者変更届を提出するなど、事前に手続きを確認しましょう。
様々な手続きを経て、無事引越しをしてもまだまだ気は抜けません。引越し後も忘れてはならない届出があります。市区町村役所には、転出証明書と転入届けを提出します。これは、転入後14日以内に提出するという決まりがあるので注意しましょう。また、廃止した印鑑登録は再登録します。公立校に通うお子さんがいる場合は、転校の届出が必要となりますので、役所に転出証明書と転入届を提出し、転入通知書を受領します。転入先学校には転入学通知書・在学証明書、教科書給与証明書を提出となりますが、2箇所に足を運ばなくてはなりませんので、気をつけましょう。電気・水道・ガスなどのライフライン関係は、入居後にすぐ使用できるようにし届けておきます。ガスに関しては開栓に立会いが必要となることを覚えておきましょう。また、引越し前に手続きは必要ありませんでしたが、運転免許の住所変更や車やバイクなどの登録手続きも忘れないようにしましょう。
※各手続きは各市町村や、引越し形態によっても手続き方法が異なる場合がありますので、各所轄の届出先へ事前に確認することが大切です。
日常生活・物件の引き渡しに加えて引越しと、とにかくこの時期は忙しくなります。手続きにもれがないようにリスト化することはもちろんのこと、「いつまでに□□をやる」もしくは「□月□日に□□をやる」といったスケジュールも作成し、抜けのないように進めていく準備をしておくと安心でしょう。
スケジュールどおりはもちろんのこと、例えば役所での手続きは一度ですませるようにするなど、何度も同じところに足を運ばなくてすむような段取りも大切です。また、手続きに行く際は忘れ物のないようにすることも効率的に進めるためのポイントです。忙しい日々を、ストレスなく乗り切るためにも事前準備はしっかりとしておきましょう。
橋本 岳子 (はしもと・たかこ)
20年勤めた不動産情報サービスの会社での経験を活かし、住まい探しが初めての方にも分かりやすい、生活者の目線に立った記事の執筆活動を手がける。
※ 本コンテンツは、不動産購入および不動産売却をご検討頂く際の考え方の一例です。
上手な収納で、すっきり・快適な我が家
2016/4/26
購入向け
お掃除のノウハウ教えます
防犯性とエクステリア
2016/7/29
リフォーム
買主さま
成約インタビューVOL.4 愛知県瀬戸市在住 H様編 —物件・会社・担当者の対応...
2020/02/07
売主さま
成約インタビューVOL.3 大阪府大阪市北区在住 D様編 —直感通り、みずほ不動...
2019/01/17
成約インタビューVOL.3 東京都世田谷区在住 F様編 —相続した不動産の売却か...
2019/09/27