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夢のマイホームを手に入れても、住宅ローンを支払うために毎日の生活が窮屈になってしまっては本末転倒です。マイホームを手に入れて、心もお金の面でもゆとりをもって過ごすためには、どのような点に気をつけていけばよいのでしょうか。
購日々かかるのは、住宅ローンの支払だけではありません。マンションの場合は、毎月、修繕積立金や管理費、駐車場代・駐輪場代がかかります。戸建ても駐車場が敷地内になく、マイカーを所有している場合は近隣に駐車場を借りなければなりませんし、将来に備えて、家屋の修繕費やリフォーム代などを貯蓄しておく必要があります。さらに、不動産を所有している場合は、固定資産税等の税金が毎年かかることも覚えておきましょう。このように、住宅ローンの支払いだけに気をとられるだけでなく、不動産を所有したら賃貸の時にはかからなかったお金も必要になるということは認識しておくことが重要です。 住宅に関すること以外でも、食費・光熱費・教育費・通信費など日常生活を送る上でも様々なお金が必要となります。これらに充てるお金が十分でないと、何となく日常も窮屈なものになってしまいます。まずは月々かかるお金を把握し、住宅ローンはどのくらい捻出できるかを検討するといいでしょう。
月々どんなものにどれくらいのお金がかかっているのかを知るためには、家計簿をつけるようにするといいでしょう。今つけていなくても、マイホームの購入を検討したらなるべく早く始めることです。今は家計簿とはいっても、パソコンのソフトやアプリなど便利なものもあります。また、レシートをノートに貼り付け、それに家賃や口座から引き落とされた金額を単純に足して支出を把握するという方法もあります。とにかく、まずは家計の収支に興味をもつこと。家計の見直しにもつながりますし、マイホームの購入もより具体的に検討できるようになります。
家計簿で家計管理をきちんとしていけば、購入後のやりくりは頭の中でシミュレーションできていますので、慌てることはないでしょう。収入に変動がある方は、多めの月はいくらかを貯蓄にまわし、少ない月に備えておくことも大切です。同じ収入でも、こうやって意識するかしないかで、生活のゆとりが変わってきます。お金は無限に湧いてきません。無理のない生活を実現できるかは自分次第ということを意識するとともに、無理な資金計画を立てて住宅ローンの支払いに悩まされることのないようにしましょう。
橋本 岳子 (はしもと・たかこ)
20年勤めた不動産情報サービスの会社での経験を活かし、住まい探しが初めての方にも分かりやすい、生活者の目線に立った記事の執筆活動を手がける。
※ 2016年3月30日本編公開時の情報に基づき作成しております。情報更新により本編の内容が変更となる場合がございます。 ※ 本コンテンツは、不動産購入および不動産売却をご検討頂く際の考え方の一例です。
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