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【シリーズ連載】40代50代で相続した空き家はどうする?(第八話「残金決済編」)

漫画で見る不動産購入・売却のポイントvol.22

公開日:2018年2月28日

この記事の概要

  •  深刻化している空き家問題。遠方にある誰も住んでいない実家が空き家になっているケースが多い。
  •  空き家の管理ができない場合、売却という選択肢も。売却まではさまざまなステップを踏むことになるが、残金決済では残代金の受け取り以外にも、必要書類の引き渡しなども行う。
  •  空き家になった遠方にある実家を売却する際は、信託銀行系の不動産会社にお願いするのも手。売却だけでなく、税金や活用方法についてもアドバイスがもらえる。

第8話 残金決済編

【Bさんファミリー】
夫55歳会社員、妻54歳専業主婦。2人の息子(29歳、24歳)はそれぞれ独立したため、1年前に家族で過ごした住まいは売却し、夫婦2人暮らしに合ったコンパクトで利便性の高い住まいに住み替え。

国の空き家対策も進み、ニュースなどで取り上げられることが増えてきた「空き家問題」。核家族化が進んでいる昨今、遠方にある実家が空き家になっていても、その管理を継続するのはなかなか難しいものです。
このような背景から、空き家になっている実家を売却する方も多くなっていますが、一般的に、買主が決まったら売買契約の締結・手付金の受け渡しを経て残金決済の日を迎えます。ここでは、残金決済についてや売却時に知っておきたいことについてお伝えしていきたいと思います。

まずは、不動産を売却するまでの流れを把握しましょう

不動産売却は人生に何度もあることではなく、多くの方が何から始めていいのか、どのくらいで売却できるのか、本当に売却できるのかと悩んでしまうのが実情のようです。まずは、不動産会社のホームページなどにある簡易査定を利用して、どのくらいで売却できるのか確認してみるといいでしょう。ここで注意したいのが、算出された価格はあくまでも目安ということ。不動産の査定価格は実際の物件を見ないと明確に算出することはできません。簡易査定でおおよその価格を把握したら不動産会社に連絡し、担当営業マンに査定をしてもらいましょう。査定後は媒介契約を締結して販売価格を決定。インターネットや折り込みチラシで販売活動をして、購入希望者を募っていきます。以降は、一般的に、何度かの内見を経て、買主が決まると売買契約を締結し、手付金の受け渡し、残金決済へと進みます。

残金決済とは?

残金決済とは、売買代金から手付金を引いた金額(=残金)を受取るという意味ですが、実際は売主様から買主様へ必要書類の引き渡し、固定資産税や都市計画税・管理費等の負担金の清算、鍵の引き渡し、仲介手数料など諸費用の支払いなど行います。残金決済という言葉から、残金の支払いだけを行うと思っているかたも多いかもしれませんが、さまざまな諸手続きがあるということを覚えておきましょう。
当日中に法務局で所有権移転登記などの申請を行うため、残金決済は平日の午前中に行うのが一般的です。

【固定資産税の清算とは?】
不動産を所有していると必ずかかってくる「固定資産税」。1月1日時点の不動産所有者に納税義務が発生するため、年度の途中で不動産を売却しても、売主様のところに納税通知書が届きます。納税通知書に則って、市区町村への支払いは売主様が行わなくてはなりませんが、これでは売主様が損をしてしまうことに。その不具合をなくすために、日割り計算をして残金決済時に清算します。一般的に、引き渡し日以降が買主様の負担になることが多いようです。

空き家の売却はどんな不動産会社に相談するのがいい?

遠方にある空き家となっている実家を売却する場合は、全国展開している信託銀行系の不動産会社に相談するのもひとつの方法です。実家に近い支店にお願いできるということ以外のメリットとしては、売却を進めながら、空き家の売却で得た現金の活用や税金面についてもアドバイスがもらえるという点。総合的に判断してもらえるので、安心して進められるでしょう。

残金決済時には事前の確認を

残金決済では、必要書類に不備があると手続きが進まなくなってしまうので、事前に営業マンに確認し、早めに書類を揃えておくのがポイントです。また、残金決済以外にもさまざまな手続きがあるので、分からないことは不動産会社にしっかり相談し、スムーズに進めていきましょう。

執筆

橋本 岳子 (はしもと・たかこ)

20年勤めた不動産情報サービスの会社での経験を活かし、住まい探しが初めての方にも分かりやすい、生活者の目線に立った記事の執筆活動を手がける。

※ 本コンテンツは、不動産購入および不動産売却をご検討頂く際の考え方の一例です。

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