スペース別に考えるリフォームテクニック vol.1

新築マンションの価格が急上昇したこともあって、中古マンションの購入にターゲットを変えた方は少なくないのではないでしょうか。あるいは、親の相続によって、一戸建ての実家に住み替えることになるというケースも珍しくありません。
そうした中古のマンションや一戸建てに住み替える場合には、その規模の大小はありますが、何らかのリフォームが欠かせません。どの程度行うかはケース・バイ・ケースですが、やはり多いのは水回りの改修、なかでもキッチンリフォームです。国土交通省の住宅市場動向調査(平成27年度)によるとリフォームを行った場所ではキッチンがトップ(35%)で、2位のトイレ(29.4%)、3位の浴室(29.2%)を引き離しています。
築浅の中古マンションを購入しても、「キッチンだけは手を入れたい」というニーズは高いようです。それは、キッチンが毎日使う場所であること、リビングと連動した生活の中心スペースであること、使い方は各家族でかなり異なること、ゲストの注目を浴びやすいといった理由が考えられます。