- 家事とひとことで言っても、やることは多岐に渡る。時短を意識した設備を取り入れて家事の負担を軽減することで、子どもへ目を向ける時間が増やせる。
- キッチン、ダイニング、洗面所、ベランダなどの移動距離がなるべく短いほうが効率よく家事を進めることができる。
- 日常生活での不慮の事故は意外と多い。事故が起きるかもしれないと常に念頭において、予防や対策をすることが大切。
第三話「子育て中のママ必見!あるとうれしい設備編」
【Fさんファミリー】
結婚と同時に購入した郊外のマンションに住む、2歳の女の子、1歳の男の子の子育てに奮闘中のFさんファミリー。2人がよく動き回るようになり、目が離せない毎日を送っています。ママ目線で安全に配慮した居住空間造りに注力していますが、成長を考えるとこのままでいいのかと悩んだ末、子育てがしやすい快適なマイホームを探しているところです。
時短を意識した設備で、家事の負担を軽減
家事とひとことで言っても、やることは多岐に渡ります。朝食の準備から始まり、掃除・洗濯・子どもの世話・買い物と毎日目まぐるしく過ぎていき、気が付いたら1年が終わっていた・・・という方も多いのではないでしょうか。
日々のルーティーン以外にも、子どもの急な発熱による通院、予防接種、子ども会への参画、幼稚園・学校の役員やボランティア活動などやることはどんどん出てきます。さらに共働きであれば、仕事もこなさなくてはなりません。
このような忙しい日々を送っているのであれば、
- ・大きな食器やまな板が楽に洗える『大型の食器洗い乾燥機』
- ・梅雨時期でも洗濯物が数時間でカラリと乾く『浴室換気乾燥機』
- ・掃除の手間が減らせる『自動洗浄機能付き便器』
などの時短を意識した設備を取り入れて、家事の負担はできるだけ軽減させたいもの。それぞれ小さなことかもしれませんが、積み重なることで大きな差になります。時間に余裕ができた分、子どもへ目を向ける時間が増やせるのもメリットと言えるでしょう。
家事動線をチェックし効率よく暮らす
設備以外にも気にしておいていただきたいのが家事動線です。キッチン、ダイニング、洗面所、ベランダなどの移動距離がなるべく短いほうが効率よく家事を進めることができます。また、調理のしやすさも家事の効率アップには欠かせないポイントです。冷蔵庫から食材を取り出し、調理をして盛り付けて配膳する・・・という一連の動きがしやすい配置になっているかどうかもチェックするといいでしょう。
最近は、玄関とキッチンが近いということも重要視されるようになりました。重たい荷物をすっと室内に運べたり、ゴミ出しがスムーズにできたりするのは意外と重宝するようです。
日常生活での不慮の事故。安全な空間づくりも重要
時短もそうですが、子育て中のママが気になるのは、自分が目を離しても子どもが安全に過ごせる空間かどうかという点ではないでしょうか。残念なことに、日常生活での不慮の事故が報告されているのは事実です。年齢によって発生しやすい事故や注意ポイントは異なりますが、自分で動けるようになる時期に多いのが転倒や転落です。床はできる限り滑りにくい素材にし、室内でははだしで過ごさせること。階段にはゲージを設置し、子どもだけで上り下りできないようにするのも重要です。マンションではベランダからの転落事故も考えられます。子どもの手が届かないところに補助鍵を取り付けるなどし、勝手にベランダに出ないようにしておくことが大切です。
また、アイロンや炊飯器の蒸気などによるやけども多く報告されています。手の届くところにやけどの原因になりそうなものを置かないのはもちろんのこと、子どもの踏み台になりそうなものは収納スペースにしまい、キッチンの入り口には柵を設置して簡単に入れないようにしておきましょう。
ほかにも起きやすい事故として、誤飲・中毒・扉への指挟み・溺れなどがあります。いずれにしても事故が起きるかもしれないと常に念頭において、予防や対策をすることが大切です。効率よく暮らしながらもこういった点に注意し、家族が安心・快適に過ごせるマイホームを手に入れてください。
20年勤めた不動産情報サービスの会社での経験を活かし、住まい探しが初めての方にも分かりやすい、生活者の目線に立った記事の執筆活動を手がける。
※ 本コンテンツは、不動産購入および不動産売却をご検討頂く際の考え方の一例です。
※ 2019年10月31日本編公開時の情報に基づき作成しております。情報更新により本編の内容が変更となる場合がございます。