- 中古マンションは新築と違って、実物を見て検討できる点が特長。このメリットを生かして物件を確認することがポイント。
- 室内のチェックだけでなく、管理体制や共用部の確認も重要。管理会社の姿勢だけでなく、住民のマナーも認識できる。
- 内見時には、収納などもなるべく見せてもらい、雨漏りやカビのチェックも忘れずに。
- 契約書では、引渡し日や何かあったときの違約金についてなどの記載があるかも確認すること。
第5話 中古マンション購入時のポイント編

【Aさん夫婦】
結婚3年目のA夫婦。夫は29歳、妻は27歳。世帯年収は700万円程度で、現在は1LDK・家賃8万円の賃貸アパートに居住している。
新築マンションと中古マンションの大きな違い
新築マンションを購入する場合は、モデルルームやパンフレット、建築中の現地などを見て判断することになります。一方、中古マンションは新築と異なり、すでに物件があるので、実物を見て検討できるという点が特長です。このメリットを十分にいかして物件を確認することが、中古マンション選びのポイントとも言えます。
中古マンションならではのチェックポイント
駅からの徒歩分数、周辺環境、生活利便施設の有無はもちろんのこと、管理業務がきちんと行われているかも確認しましょう。敷地内のゴミや汚れ、ゴミの集積場・駐車場・エレベーターなど共用部のチェックは必須です。共用部の使われ方は自分のプライベートには関係ないように感じるかもしれませんが、マンションを購入してここで毎日を過ごして行くわけですから、ゴミ問題や騒音問題などのご近所トラブルにはなるべく巻きこまれたくないものです。共用部の使われ方を見れば管理会社の姿勢だけでなく、住民の生活マナーも確認できます。快適な生活が実現できるよう、きちんとチェックしておくようにしましょう。
室内は間取りや広さだけでなく、水回りや電気設備、建具の開閉についてもしっかり見るようにしましょう。また、売主が居住中の場合、内見時にどこまで見ていいのか気を使ってしまいがちですが、住宅の購入はご自身が納得することが一番重要です。もちろん売主に確認しながらになりますが、納戸や押し入れなども見せてもらうようにし、雨漏りやカビのチェックも忘れずにしておきましょう。
契約時に確認しておきたいこと
売主が住んでいる状態で内見をした場合、特に引渡し時期についてはしっかりと確認をしておくことが必要です。中には引渡し日を過ぎても契約条件通りに引渡してくれないというケースもあります。こうなってしまうと、買主側の引っ越しの予定も変わってきますし、一時的に住むところを探さなくてはならないケースが出てくる可能性も考えられます。新居のために買い揃えた商品の受け取り時期なども再調整しなくてはならないなど、細かな手間が発生することも。このような問題はないことに越したことはありませんが、万が一発生してしまった場合の違約金についても定めがあるかチェックすることが大切です。他にも代金の決済方法、以前ボヤや事故などはなかったかなども聞いておきましょう。付帯設備についても認識に相違がないようにしておくといいでしょう。
不安なことは、不動産会社からアドバイスを
中古マンションというと、設備や躯体などに不安があるという方も多いようですが、気になることはそのままにせず、不動産会社の営業担当に相談してみてください。さまざまな取引事例や経験から、きっと適切なアドバイスがもらえるはずです。
20年勤めた不動産情報サービスの会社での経験を活かし、住まい探しが初めての方にも分かりやすい、生活者の目線に立った記事の執筆活動を手がける。
※ 2017年12月25日本編公開時の情報に基づき作成しております。情報更新により本編の内容が変更となる場合がございます。
※ 本コンテンツは、不動産購入および不動産売却をご検討頂く際の考え方の一例です。