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通勤時間は、住まいを決める上で重要なポイントのひとつと言えます。少しでも短くしたい、有意義に過ごしたいなど、その希望条件は人によってさまざまでしょう。今回は、アットホーム株式会社が、1都3県在住で、5年以内に住宅を購入し、都内に勤務する子持ちのサラリーマン583名を対象に行った調査「通勤の実態調査2014」(首都圏版)から、通勤時間と住まい探しのポイントを考えます。
自宅から会社までの主な通勤手段は電車、片道の通勤時間の全体平均は58分でした。住居タイプ別の平均通勤時間は、一戸建てが60分、マンションが56分で4分の差が見られます。通勤時間別の割合をみると、最も多いのは60分~69分で20.6%(120名)でした。“理想”の通勤時間は平均で35分、“限界”の通勤時間は平均で86分という結果が出ています。
住宅購入の際、自分の通勤時間よりも優先したことについて質問したところ、一戸建て購入者は「一戸建てである」が73.0%で圧倒的に多く、マンション購入者は「広さ」が38.9%で最も多くなりました。また、いずれも「住み慣れたエリア」「静かな環境」など、エリアや周辺環境へのこだわりがうかがえます。
住まい探しにあたっては、理想と限界の通勤時間の間で、住まいの種別や広さ、環境などへのこだわりとバランスを取りながら購入を決めているという実態が分かりました。 通勤時間を考える際は所要時間だけにこだわるのではなく、最寄り駅が始発で座って通勤ができる、複々線化が予定されており混雑の緩和が見込まれるなど、エリアの交通事情を情報収集し、快適で有意義な通勤時間を過ごせるかどうかを見極めるという点も重要だと言えそうです。
調査概要「通勤」の実態調査
調査方法…インターネットリサーチ 対象…5年以内(2009年5月以降)に住宅を購入し、首都圏(1都3県)在住で、都内勤務の子持ち既婚(妻と同居)サラリーマン583名。 調査期間…2014年6月6日金曜日~6月10日火曜日 ※小数点第2位を四捨五入しているため、合計100%にならない場合があります
橋本 岳子 (はしもと・たかこ)
20年勤めた不動産情報サービスの会社での経験を活かし、住まい探しが初めての方にも分かりやすい、生活者の目線に立った記事の執筆活動を手がける。
※ 2016年11月11日本編公開時の情報に基づき作成しております。情報更新により本編の内容が変更となる場合がございます。 ※本コンテンツは、不動産購入および不動産売却をご検討頂く際の考え方の一例です。
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