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新しい住まいを探す時は、ほとんどの方が複数の物件をみることになります。それぞれ何となく見てまわると後から比較する時に困ってしまったり、正しい判断ができなかったりしてしまいます。ここでは、物件選定に重要な役割を果たすチェック項目について考えていきましょう。
見学の前にチェック項目を一覧表にして、見学する物件の数だけ用意しておきましょう。シートは建物・周辺環境に分けておきます。また、基本的な項目の他にも、ご自身が物件に対してゆずれない希望条件も忘れないように入れておきましょう。 このチェックシートをもとに自宅に帰って検討することになります。見学にいけなかったご家族が理解しやすいように、各項目を一定の判定基準で判断したり、点数をつけたり比較しやすいチェック表にしておくことも大切。各項目には、コメント欄も設けて、気付いた点は必ず記載しておくようにしましょう。また、見学当日はチェック表以外にも、寸法をはかるメジャー、方位を確認するコンパスも忘れずに。
新しいマイホームにはさまざまな夢が広がり、物件に対してこだわりがあるのは当然のことですが、どんな周辺環境かという点も実は軽視できないポイントです。建物や室内はライフスタイルの変化によってリフォームしたり、ある程度の変更は可能ですが、周辺環境についてはご自身ではどうにも変えられません。 例えば、「休日に物件見学した時は気付かなかったけれど、いざ住んでみたら平日は近隣の工場音がうるさく、日中は自宅でくつろげない」「休日に見学をしなかったために、近隣のショッピングモールへ向かう車で幹線道路が大渋滞していまい、車で出かける際に時間がかかってしまう」など、実際に生活を始めてから気になってしまうポイントを知ったということ。「ここに決めようかな」と思った物件については、時間帯を変えたり、平日・休日と見学を重ねて後悔しないようにするのがベストですが、なかなか時間が取れないという場合は見学時に営業マンに聞くなどして、把握しておくようにしましょう。
【周辺環境チェック表例】 ●月●日●曜日 11時~14時に現地訪問
左右スクロールで表全体を閲覧できます
他にも、ご自身が気になる項目は追記し、今後の開発状況や駅の利用しやすさ(新駅開業や新規道路の開通、駅や周辺道路のバリアフリー化の状況、運転間隔や終電時間など)についても調べておくといいでしょう。
物件広告に記載されている分数は1分80mで計算されているということはご存知でしょうか。しかし、駅まで10分と記載があっても、信号待ちの時間や人通りの多さなどは加味されておらず、実際はもう少し時間がかかるケースもあります。広告にある分数はあくまでも目安ということを忘れないようにしましょう。また、お子さんがいるご家庭であれば、通学路のチェックも必要です。交通量や危険な場所がないかなどを確認しながら、お子さんと一緒に歩いてみることをおすすめします。 現地に赴くことで、WEBやチラシからではわからなかった情報を得ることができます。しっかりと検討し、納得のいく住宅購入へつなげてください。
橋本 岳子 (はしもと・たかこ)
20年勤めた不動産情報サービスの会社での経験を活かし、住まい探しが初めての方にも分かりやすい、生活者の目線に立った記事の執筆活動を手がける。
※ 2016年5月27日本編公開時の情報に基づき作成しております。情報更新により本編の内容が変更となる場合がございます。 ※ 本コンテンツは、不動産購入および不動産売却をご検討頂く際の考え方の一例です。
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