閉じる

ページの先頭です

【シリーズ連載】初めての不動産購入(第三話「不動産会社活用術編」)

漫画で見る不動産購入・売却のポイントvol.5

公開日:2017年5月31日

第3話 不動産会社活用術編

【Aさん夫婦】
結婚3年目のA夫婦。夫は29歳、妻は27歳。世帯年収は700万円程度で、現在は1LDK・家賃8万円の賃貸アパートに居住している。

第2話「資金計画編」で初めての不動産物件購入を決断した2人。金額が大きく初めての購入となることもあって、不動産のプロのサポートを受けながら購入を進めたい様子です。しかし、不動産会社といってもどこでもいいわけではありません。不安を安心に変えてくれる不動産会社が一番ですし、そのためには不動産会社と円滑なコミュニケーションを交わすことが欠かせません。そこで今回は、購入者アンケートや不動産会社へのアンケートからポイントを考えてみたいと思います。

購入者アンケートから見る「不動産会社に満足した理由」

まずは不動産会社の選び方から考えてみましょう。アットホーム(株)が不動産購入者に対して実施した調査によれば、不動産会社に満足した理由として、スタッフの対応に関する回答が上位にきています。また、中古マンション購入者では、「しつこい営業や電話がない」「熱心に物件を探してくれた」、中古一戸建て購入者では「価格交渉・割引に応じてくれた」「いい物件を購入できた」が高い結果となっています。

不動産はほとんどの方にとって一生に一度の大きな買い物です。何度も経験することではないので分からないことも多く、手続きや費用のことなどの質問に親身かつ的確に回答してくれるスタッフが好感を持たれるようです。不動産会社に対して、「強引なセールスをされるのではないか」という不安をお持ちの方もいらっしゃるようですが、そういった点を解消してくれた対応が、満足した理由として結果に表れているのかもしれません。

これらの結果から、不動産会社を選ぶ際には、スタッフの対応力や情報提供力が重要なポイントと言えるでしょう。不明な点に対して、親身に相談に乗り、適切な回答をしてくれるスタッフであれば安心して任せることができます。また、単に物件情報を提供するだけでなく、物件のメリット・デメリットを説明してくれたり、足を使って収集した周辺環境の情報を教えてくれたりなど、知識や経験を生かした情報を提供してくれるかどうかも重要です。「不動産のプロ」と巡り合えるかが不動産購入の成否を決めるポイントと言っても過言ではありません。

不動産会社のホームページで確認するポイント

<スタッフ紹介ページ>

ホームページにスタッフ紹介ページを用意している不動産会社もあります。顔写真や自己紹介文を見て、不動産会社選定の参考にするのもいいのかもしれません。

<ホームページの情報量・質に注目する>

「不動産会社のホームページで見たいと思った、または見て良かったコンテンツ」のアンケート結果によれば、物件特集、資金計画に関する情報などのコンテンツが上位に並んでいます。これらの情報、コンテンツの質・量を確認することで、不動産会社の情報力をチェックしてみるといいでしょう。

Q.不動産会社のホームページで見たいと思った、または見て良かったコンテンツを教えてください。(複数回答)

<会社紹介ページ>

会社紹介のページには宅地建物取引業者の免許番号が記載されています。

例)みずほ不動産販売株式会社
宅建免許番号 国土交通大臣(8)第3529号


()内の数字は宅建免許の更新回数です。5年おき(1996年3月31日までは3年に一回)に更新が必要で、同社の場合、8回更新していることがわかります。数字が大きければ大きいほど、営業年数が長く、多くの実績をあげてきたとも考えられるので、信用度の指標として参考にしてみるのもいいでしょう。

不動産会社が考える顧客との良好なコミュニケーション

絞り込んだ不動産会社と良好な関係を築くためにはどうすれば良いのでしょう? athomeVOXが同社の加盟店に調査した「不動産店といいお付き合いをするためのコツ」から、不動産会社の声をご紹介します。

<アポイントは忘れずに!>

「事前に連絡をしていただけると、希望条件の物件を調べておいたり、事前に調査することができるので助かります」

<物件検討の時に注意してほしいこと>

「ネットの情報だけで判断しないこと。ご自分の希望に合うかをネットの情報だけに頼りすぎている方が多いように感じます」
「自分で調べて耳年増にならずに、担当者の経験や実績に基づいた話を素直に聞くことがポイントだと思います」

<信頼関係を作るコツ>

「こまめに連絡を取り合うことが大切なので、少しでも疑問点があれば何でも相談していただければと思います」
「飛込みで来店をしても、当日物件が決まる可能性は低いです。ヒアリングにはある程度時間をかけて、本当にお客さまが望む物件を精査してご紹介する方が、妥協点が減ると思います」

納得のいく住まい探しには、良好なコミュニケーションを築くことが大切

お客さまと不動産会社のスタッフというそれぞれの立場はありますが、お互い感情を持つ人間であることは忘れてはいけない点です。どんな立場であっても人としての気遣いを忘れずに不動産会社のスタッフと接することで、よりコミュニケーションが深まっていくことが分かるアンケート結果と言えます。不動産会社のスタッフと良好なコミュニケーションを築き、納得できる住まいを探しましょう。

調査概要 選んだ理由、迷った理由。~住宅購入のプロセス&マインド~2016

調査方法… インターネットによるアンケート調査
対象… 首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)在住の、過去2年以内(2014年2月以降)に自己居住用として住宅を購入した、20歳~49歳の男女(625人)
調査期間… 2016年2月23日(火曜日)~2016年2月25日(木曜日)

調査概要 良質物件をゲットするには不動産店と積極的にコミュニケーションすべし!~*at home VOX 調べ

調査方法…インターネットリサーチ
対象…全国のアットホーム加盟・利用不動産店約53,000店のうち 215店
調査期間…2016年3月

執筆

橋本 岳子 (はしもと・たかこ)

20年勤めた不動産情報サービスの会社での経験を活かし、住まい探しが初めての方にも分かりやすい、生活者の目線に立った記事の執筆活動を手がける。

* 本コンテンツは、不動産購入および不動産売却をご検討いただく際の考え方の一例です。

バックナンバー

閉じる×
ページの先頭へ