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もしも実家が空き家になったらどうする?

アンケートから分かる購入・売却の「ポイント」Vol.2

公開日:2016年9月30日

2013年に総務省統計局が実施した「住宅・土地統計調査」(※5年に1回実施)によると、空き家の戸数は820万戸を超えており、現在も増加の一途をたどっています。空き家は景観を損ねるばかりか、防犯上や衛生上にも問題が生じます。何年もメンテナンスされていない一戸建ての場合には、建物が倒壊し、通行人が怪我をしてしまうケースも考えられるでしょう。
このような空き家の解消を促進する対策として2015年5月に「空家対策特別措置法」が全面施行されました。この措置法によって、固定資産税の納税者情報を空き家所有者の把握のために利用したり、正当な理由なく勧告に係わる措置を取らず命令に応じない場合は行政代執行ができるようになりました。

空き家が増え続けている原因はさまざまですが、核家族化や高齢化社会も原因のひとつです。子どもと同居していない親が自宅を売却しないまま高齢者施設に入居してしまったなど、何年も空き家になっているケースが多く見られます。今回は、アットホーム株式会社が行った、実家が持ち家で、現在実家に居住者がいる全国の30~40代男女618名を対象とした「もし実家が空き家になったら」調査、「実家に対する思い」調査の結果を紹介しながら、実家と空き家について考えていきたいと思います。

実家が空き家になったら売却したい人は41.6%。その1番の理由は「将来住むことがないから」

Q.もし、あなたの実家が空き家になった際、どのようにしたいと思いますか?最もあてはまるものを1つだけお選びください。(対象:618名、有効回答:618名)

Q.「売却する」をお選びになった理由は何ですか?当てはまる理由上位3つまでを選択してください。
(対象:「売却する」を選んだ257名、有効回答:257名)

もし、実家が空き家になったら「売却する」が最も多く、41.6%でした。その理由として最も多いのが「将来、その家に住むことがないから」で49.8%が選択しています。次いで「現金収入が欲しいから」「固定資産税を払いたくないから」と現実的な意見も多くなっています。賃貸経営に対するリスクを懸念している人が多いこともわかります。

Q.実家がなくなるのはさみしいと思いますか?(対象:618名、有効回答:618名)

実家がなくなるのは寂しいという人は68.4%と約7割いることがわかります。

これらのアンケートからもわかるように、実家への思い入れはありつつも、将来住むことがないとの判断や、現金収入が欲しい、固定資産税を払いたくないなど現実的な側面から売却を選択する人が多いようです。

実家の購入時の価格を知っているのは4人に1人。現在の価格を知っているのは実家がマンションの人が25%とトップ

Q.実家の購入した時の価格を知っていますか?

Q.実家の現在の価格を知っていますか?

購入時の価格を把握している人は約4人に1人でした。現在の価格についてマンションの割合が高いのは、実家があるマンション内で売りに出ている他物件の価格を、インターネットや折り込みチラシなどで見たことがあるなどが理由かもしれません。

まずは情報収集から始めましょう

行政に「特定空家」※と判断され、改善、勧告に従わない場合には、固定資産税、都市計画税に関する住宅用地に係る特例の適用対象から除外されることになりました。
また、「特定空家」に指定されない場合でも、近隣からの苦情、防犯、防災に関する対応が求められることもあります。したがって、売却するにしても、維持していくにしても、まずは専門家のアドバイスを受けるなどし、様々な面で情報収集を進めていくことが大事でしょう。
※「特定空家」:倒壊の恐れがあったり、衛生上、保安上など周囲に悪影響を与えてしまうような空き家

調査概要

調査方法……インターネットリサーチ
回答サンプル数……618サンプル
対象……実家が持ち家で、現在実家に居住者がいる、全国の30~40代男女618名
調査期間……2015年8月12日(水)~8月13日(木)

執筆

橋本 岳子 (はしもと・たかこ)

20年勤めた不動産情報サービスの会社での経験を活かし、住まい探しが初めての方にも分かりやすい、生活者の目線に立った記事の執筆活動を手がける。

※ 本コンテンツは、不動産購入および不動産売却をご検討頂く際の考え方の一例です。

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