配偶者居住権に関する相続税評価額を前提条件にて試算してみます。
前提条件
戸建て(築10年、木造、建物固定資産税評価額1,000万円)、土地相続税評価額4,000万円、配偶者(女性)70歳(平均余命19.85歳→20年:存続年数に応じた複利現価率0.554)の物件に終身で配偶者居住権を設定した場合
- ※残存耐用年数23年(22年(木造耐用年数)×1.5倍-10年(経過年数))
試算1.建物の評価
建物の価額=配偶者居住権+配偶者居住権付所有権
- ①建物の価額
10,000,000円
- ②配偶者居住権の価額
- ③配偶者居住権が設定された建物の所有権の価額
試算2.土地の評価(対象が一戸建ての場合)
土地の価額=配偶者居住権に基づく敷地利用権+配偶者居住権付敷地
- ④土地の価額
40,000,000円
- ⑤配偶者居住権に基づく敷地利用権の価額
- ⑥居住建物の敷地の所有権