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ドアや引き戸の下枠。本来は、ドアが隙間なく閉まることを目的として、ドアを受けるための段差を設けるなどの形状が用いられていたが、バリアフリー化のための段差の解消や、換気の目的でドア下に沓摺りを設けないことも増えている。ドアの内外で床の仕上げが異なる場合の見切り材の役割を果たす場合もある。「敷居」は、引き戸の下枠でレールや溝があるものをいう。
戸板を溝やレールで導き、横に滑せて開閉する戸。開閉の方式には、一枚の戸板を滑らす「片引き」、二枚の戸板を一筋の溝・レールによって滑らす「両引き」、二筋以上の溝・レールでそれぞれ戸板を滑らす「引き違い」などがある。
高齢者や身体障害者など、体の不自由な人々の行動を妨げる物的・心理的障害を取り除くという意味。
バリアフリーデザインはその障害となる物を除去し、生活しやすいよう設計されたものである。段差をできる限りつくらずにスロープ等を用いることも一つの手法である。
開口部の下部に設けられる水平材。門の内外を仕切ったり、部屋を区切るために敷く横材で、同時に建具を受ける役目もする。
建具の受け方は、戸の開閉形式によって異なり、レールを上に設けたり、溝を彫る等の手法がある。略して「敷き」とも。