ボーリング調査ぼーりんぐちょうさ

地盤の状態を明らかにするため、地面に深い穴を掘って調査すること。ボーリングは英語のboringで、和語で「試鑽」「試錐」とも言う。

ボーリング調査で明らかになるのは、土質・地質、層序、地盤強度(N値等)、杭の支持層深度、地下水位などである。サンプリングによって地盤の状態を詳細に調査できるため、建物の基礎工事、地下構造物工事などのほか、土壌汚染や液状化リスクの判定などのためにも利用される。

なお、地盤の状態を調査する方法には、ボーリング調査のほか、貫入試験、載荷試験、物理探査などがある。

関連用語
地盤調査
地盤の性質を把握するための調査。建物基礎などの設計・施工や根切り工事の施工のために実施される。 建物基礎は、建物に作用する荷重および外力を安全に地盤に伝え、地盤の沈下また変形に対して構造耐力上安全なものとしなければならないとされているが、地盤調査は、この条件を満たすために必要な調査である。特に、地盤の許容応力度および基礎杭の許容支持力は、一定の方法による地盤調査の結果に基づいて定めなければならない。 調査事項は、成層状態、層の強度、圧縮性、透水性、地下水の状況などで、調査によって、地盤の許容応力度、基礎杭の許容支持力、地盤液状化の可能性などが明らかになる。 調査方法は、ボーリング調査、貫入試験、載荷試験、物理探査などがある。