投資物件とうしぶっけん

投資対象とする不動産。投資家の間で売買される。

投資物件は利用を目的とするのではないから、その売買に当たっては、収益性やリスクが重視される。

投資物件は、住宅、店舗、ホテル、事務所ビルなど不動産の用途で分類されるほか、投資家が投資物件を評価する際には、収益の源泉を賃料収入(インカムゲイン)に求めるのか、売買差益(キャピタルゲイン)に求めるのかによる観点の違いがある。

投資不動産を参照。

関連用語
不動産投資
資金を不動産(土地・建物)の購入・賃貸に充てて運用し、収益を得ることをいう。運用益は、不動産価格の上昇益(キャピタルゲイン)または賃貸料収入(インカムゲイン)として得ることになる。

不動産投資は、自らが不動産を購入・賃貸する方法によるほか、不動産投資信託(REIT)のように投資の判断・運用を専門家に委ねる方法もある。

専門家が投資を判断・運用する方法による場合には、投資家は、あたかも株式を売買するように、不動産を証券化した金融商品を売買するかたちで投資するのが一般的である。

投資は一般に、高利回りの投資は大きなリスクを伴い(ハイリスク・ハイリターン)、リスクが小さい投資は利回りが低い(ローリスク・ローリターン)とされている。