最終更新日:Tue, 07 Oct 2025 18:00:00 +0900

棟換気(換気棟)

とうかんき(かんきとう)

屋根の頂部である「」に通気口等を設け、換気に利用する方法、またはその一連の仕組みやそのための部材・設備一式を指す。

屋根裏は温度変化が激しく、湿気もこもりやすい。また、暖気は上に集中するので、温度、湿度の高い空気が滞留する。屋根裏を換気することは、家全体の換気を良くし、冷房効率を維持するなど快適性を保つとともに、湿気を逃がすことで結露やカビの発生を防ぎ、耐久性を維持向上させるという利点がある。

屋根に通気口・換気口を設けるため、雨漏り対策・雨仕舞施工が特に重要である。

-- 関連用語 --

床下換気口

木造住宅の基礎部分に設けられる換気口。建築基準法は、床下の防湿措置を義務づけているが、床下換気口の設置はその方法の一つである。この場合、換気口は少なくとも5mごとに設けなければならないとされている。

なお、床下換気口を設置する代わりに、基礎と土台の間に隙間を設けて換気する方法(基礎パッキング工法)が採用されることもある。