最終更新日:Mon, 22 Sep 2003 00:00:00 +0900

附合物

ふごうぶつ

不動産(または動産)に附合した動産のことを「附合物」という(民法第242条・243条)。
具体的には、分離できない造作建物の附合物であり、取り外しの困難な庭石は土地の附合物である。従って附合物は「構成部分」と言い換えることもできる。

附合物は不動産の構成部分であるから、不動産を売買すれば当然に附合物を売買したことになり、また不動産に抵当権を設定すれば、当然に抵当権の効力は附合物に及ぶことになる(詳しくは付加一体物へ)。

なお、権原のある者が附合させた物は、附合物であっても、抵当権の効力は及ばないとされている(民法第242条但書)。