適格請求書てきかくせいきゅうしょ

消費税額の算定に当たって、仕入れ税額控除が認められる書類。「インボイス」ともいう。

適格請求書には、原則として、発行者の氏名または名称及び登録番号、取引年月日、取引の内容(軽減税率対象品目である場合にはその旨の記載を含む)、税率ごとに合計した対価の額(税抜又は税込)および適用税率、税率ごとの消費税額等、交付を受ける事業者の氏名又は名称が記載される。ただし、不特定多数の者に対して販売を行なう事業者については、記載事項を簡易なものとすることができる(適格簡易請求書)。

適格請求書を発行するためには、あらかじめ「適格請求書発行事業者登録簿」に登録しなければならない。

関連用語
インボイス方式
定められた形式の書類に基づいて消費税額を算定する制度。「適格請求書等保存方式」ともいう。

インボイス方式は、仕入れ税額控除に当たって、定められた形式の書類(インボイス)に記載された税額のみを認めることとなるため、消費税を適切に課税することができるとされている。