アンケートから分かる購入・売却の「ポイント」Vol.5
ライフステージの変化などにより、マイホームを売却または購入する際、売り手と買い手がどのような気持ちであるかは気になるところではないでしょうか。今回はアットホーム株式会社が売却・購入時における“売り手”と“買い手”の気持ちについて調査した「中古物件の“売り手”と“買い手”のキモチ調査」の結果から、満足度を高めるポイントを探ってみたいと思います。
売却まで、購入までの期間はいずれも一戸建ての方が長い傾向
Q.自宅の購入時の“価格”と売却時の“価格”、
“居住年数”、“売り出してから売却までの期間”を教えてください。(対象:295名、有効回答:295名)
まず最初に売り手の傾向を見てみましょう。首都圏(1都3県)で5年以内に自宅を売却した人の平均購入時価格は3,459万円、平均売却価格は2,536万円、平均居住年数については13年という結果となりました。売却までの期間は平均で8カ月となっていますが、マンションは6カ月、一戸建ては11カ月とマンションの方が比較的早めに売却できる傾向にあるようです。
Q.中古住宅の購入時の“価格”と“築年数”、“探し始めてから購入までの期間”を教えてください。
(対象:386名、有効回答:386名)
続いて買い手の傾向です。首都圏(1都3県)で5年以内に中古住宅を購入した人の平均購入価格は2,709万円、平均築年数は18年となりました。また、物件を探し始めてから購入までの期間は平均9カ月となっていますが、マンションは8カ月、一戸建ては1年となり、一戸建ての方が4カ月ほど購入までの期間がかかっています。